バルクアップのための心構えを5点ずつ、紹介していきます。その内訳は次の通り。1. トレーニング2. 食事3. サプリメント4. 休養5. その他・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1. BIG 3は基礎ではない!基礎と言えば数学なら計算、英語なら単語や文法などが真っ先に挙げられる。つまり初心者にもハードルは高くなく、難解ではなく単純で、それができてこそ応用に進めるといったものだ。しかしBIG 3はどうだろう。フォームは難しくて初心者はうまくできず、どこに効いているかもわからない。そう、BIG 3は基礎ではなく「応用」なのだ。基礎ができても、応用はできないことがある。逆に応用ができれば、基礎はできているわけだ。レッグプレスができても、スクワットはうまくできないことがある。逆にスクワットができれば、レッグプレスは楽勝だろう。BIG 3はバーベル一本でやり繰りするしかなかった時代の産物だ。ダメな種目というわけではないが、それが基礎だと思い込んで初心者に強要するのは悪しき風習である。. コンビニ食をうまく利用しろ!ファストフードやコンビニ弁当は添加物だらけで栄養価も少なく、身体に悪いと主張する人は多い。しかし、ハンバーガーとコーラばかり食べる大金持ちも有名だし、毎日ジンジャエールを飲んでいる100歳超えの女性が「飲むのを止めろと言ってきた医者は、みんな私より先に死んだ」と語ったというエピソードもある。添加物を気にするのは悪いことではないが、まずは身体にとって必須であるタンパク質と脂肪を十分な量だけ取り入れることを念頭におきたい。ビタミンやミネラル、食物繊維などはサプリメントで十分だ。そう考えたとき、コンビニ食は有用である。消費者運動も盛んになって、今は添加物も意外に少ない。手間がかかり、高額な無添加食品にこだわり過ぎて栄養失調になったのでは、まさに本末転倒である。3. 消化酵素は有用だ食事をしても、栄養が吸収されなければ意味がない。吸収するためには消化酵素が必要だ。しかし体内での消化酵素の合成がうまくいかず、消化不良になっている人も数多い。酵素の材料であるタンパク摂取量を徐々に増やしたり、EAAを使ったりするのも良いが、消化酵素サプリメントに頼るのも悪い選択ではない。ご飯やパン、麺類がうまく消化できない人はアミラーゼ(ジアスターゼ)、肉がうまく消化できない人はリパーゼが多く入ったサプリメントを選ぶと良い。楽に消化できるようになってきたら、徐々にサプリメントの量を減らしていくようにすれば良い。4. 呼吸を意識する時間をつくろうマスクが半ば強制的になっている昨今、物理的な息苦しさをおぼえている人は少なくないはずだ。このようなとき、呼吸は浅く、回数が増え、深い呼吸をすることがなくなってくる。腹式呼吸を心がけて副交感神経を優位にすることも大事だが、深く胸式呼吸を行って肺や肋間筋をストレッチすることも必要である。マスクを外したら腹式呼吸を大きく10回、続いて胸式呼吸を大きく10回してみよう。姿勢も良くなり、体調の改善が期待できるはずだ。5. 極論に走らないようにしよう「コロナは茶番だ」と主張する人がいれば、「それは陰謀論だ」という人もいる。ワクチン否定派もいるし、ワクチン否定は非科学的だと主張する人もいる。ここで大事なのは極論に走らないことで、その間に事実があるのではないかと冷静な目で見ることである。世の中の事象はほとんどが一長一短であり、メリットとデメリットのどちらもあって、個人差によってどちらかが大きくなるというに過ぎない。ワクチンもベネフィットが大きい人もいれば、リスクが大きい人もいるのである。全人口の何%がアレだから・・といったフワッとした論拠ではなく、年齢や性別、既往、肥満度、健康状態や栄養状態など、さまざまなファクターを考慮したうえで判断するようにしたい。