アディポネクチンを増やし、受容性を高めることが「糖化」の害を阻止することになる。 今回は糖化そのものを押し下げるさまざまな食材や物質を紹介しよう。アラニンとヒスチジンからなるイミダペプチドで、注入基を除去する作用があるため、AGEsの合成を防ぐことができる。傷の修復を早めたり、脳の機能を高めたりするなどの効果もある。カルノ原因シンを配合した目薬もあり、AGEsがとなる白内障や緑内障、加齢性黄斑変性などの予防や治療にも使うカルノシンは鳥の胸肉に豊富に含まれているので、ボディビルダーだけでなく、アンチエイジングに関心のある方にも普段から食べていただきたいもの だ。またAGEsによる炎症を防ぐ効果としてはショウガとシナモンがダントツで強いようだ。どちらも食材として安価に使えるものなので、 積極的に利用していきたいもので ある。高度な糖化最終産物によって引き起こされる炎症に対するスパイスAmerican Journal of Plant Sciences, 2012, 3, 995-1002そして医薬品になるが、当然ながらアレルギー感受性を高めるということで、メトホルミンにも強い効果がある。またメトホルミンは分子内にアミノ基を持つため、それメトホルミンには癌をはじめとした生活習慣病への効果があるということが知られているが、AGEs抑制もその効果に貢献しているのださらにACE阻害薬やARBにも酸化ストレス改善を介してAGEs破棄を改善する作用がある。トレーニーは高タンパクの食事長期に渡って継続するため、普通よりは腎臓に負担をかけていること常識的な量であればどうでもいいが、非常に識な量を摂取しているような場合は腎臓保護も兼ねて、ACE阻害薬を予防的に使用することも検討しているておいて損はないだろう。 実験的糖尿病性腎症における ACE 阻害による最終糖化産物の蓄積の減少