バルクアップのためのTIPS Part 4

バルクアップのためのTIPS  Part 4

バルクアップのための心構えを毎月5点ずつ、紹介していきます。その内訳は次の通り。

1. トレーニング
2. 食事
3. サプリメント
4. 休養
5. その他
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1. たまにはSSCを採り入れよう!
反動を使って行うのは悪い、と一般的には考えられている。しかし筋肉の伸展反射を利用し、SSCの動きをトレーニングに採り入れるのは、非常に良い「新鮮な刺激」となる。
例えばダンベルワンハンドロウ。ダンベルがボトムまで来たら、すぐに反動を使ってゴムが伸び縮みするようにダンベルを挙げる。このような動きは多数のモーターユニットを動員すると考えられるため、アスリートのパフォーマンス向上だけでなく、筋肉量を増やす効果も多大なものがあるのだ。
ただしストレッチポジションで強い負荷がかかるため、無理に重い重量を扱うのは危険である。軽めの重量で爆発的に、SSCを意識してゴムが伸び縮みするように、というポイントを押さえて行うようにしよう。

2. 脂肪の摂取を恐れるな!
ホルモンは脂肪から合成される。ある研究によれば、脂肪の摂取量が総カロリーの30%以下になると、ホルモンレベルが顕著に下がってしまうことが判明した。
脂肪はホルモンだけでなく、細胞膜やコレステロールなどの材料になり、また脳細胞の神経線維を守る鞘の構成物質になったり、血管の内壁を保護したりする作用もある。エネルギーにもなるし、褐色脂肪組織の構成物質にもなるし、内臓の位置を正常に保ったり、脂溶性ビタミンの吸収を助けたり、エイコサノイドの材料になったりなど、ちょっと思いつくだけでも脂肪の働きは数えきれないほどだ。
特に青魚に含まれるEPAには、良い作用がいくつもある。脂肪の摂取を恐れず、むしろ良質の脂肪は積極的に摂取するようにしよう。

3. 亜鉛を忘れるな!
ミネラルの中でも、筋肉を増やしたいトレーニーにとってマストアイテムとなるのが「亜鉛」である。これはテストステロンや成長ホルモン、インスリン(この3つのホルモンが筋肉を増やすために一番重要)の正常な分泌に欠かせない。またDNAと結合する転写因子は、その多くが「ジンクフィンガー」と呼ばれるタンパク分子ドメインを持っており、これを安定化させるためには亜鉛が必要となるのだ。
亜鉛は肉類や卵、牡蠣などに多く含まれるが、それらを多食する食生活であっても、意外に不足しがちである。できればサプリメントとして摂取するようにしたい。

4. 笑え!
大阪の「グランド花月」で行われた実験では、漫才や落語、新喜劇を見た直後に血液検査を行ったところ、NK細胞(免疫細胞のナチュラルキラー細胞)の活性が上昇した。海外では癌や難病に侵された有名人が、喜劇映画などを見て笑う習慣をつけたところ、平均寿命程度まで存命したという報告が数多くある。
また大阪府立健康科学センターで行われた実験では、落語を聞いた後にコルチゾルのレベルが下がっていたという報告もある。
ハードにトレーニングしている自分に酔って、必要以上にしかめっ面をしているトレーニーも多いものだが、もっと余裕を持ち、リラックスした状態でトレーニングしたいものである。

5. 「体質」という言葉に逃げるな!
ベンチプレスをやっても胸に効かない。確かに骨格や筋力バランスなどで、そういうタイプのトレ―ニーは存在する。スクワットやデッドリフトも同様だ。しかし、ロクにそのエクササイズを行わずに、極めようともせずに、「自分には効かない」と諦めてしまっていないか?
ベンチプレスで言えば、パーシャルでやったり超ワイドグリップにしたり、チェーンやバンドを使ったり、グリップを工夫したり、ストップ&ゴーでやったりなど、様々なバリエーションがある。そういったもの全てを試した上で、自分には効果がないと結論づけたのなら、それで良い。
しかしそのエクササイズをしゃぶりつくしもせず、ハナッから他のエクササイズに逃げようとしてはいないだろうか。昔から行われているエクササイズには、やはりそれなりの利点というものがある。「自分には合わない」とすぐに諦めるのではなく、徹底的に試行錯誤してみよう。


山本 義徳

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