バルクアップのためのTIPS Part 3

バルクアップのためのTIPS  Part 3

バルクアップのための心構えを毎月5点ずつ、紹介していきます。その内訳は次の通り。

1. トレーニング
2. 食事
3. サプリメント
4. 休養
5. その他
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1. ネガティブ刺激を忘れるな!
筋肉が伸長しながら張力を発揮する局面を、ネガティブという。バーベルカールで言えば、ヒジを伸ばすときがネガティブだ。逆にヒジを曲げる局面は、ポジティブと呼ぶ。
さて筋肉は伸長するときに強い負荷をかけられることで、発達のための成長因子、すなわちC-fosやC-jun、C-micなどの転写因子やMGF (Mechno Growth Fatcor)のようなオートクリンホルモンが分泌され、またコラーゲンなどの細胞外マトリックスも発達を刺激される。
セットの最後に力尽きたからといって、バーベルやダンベルをストンと落としてはならない。最後までゆっくりと筋肉をコントロールしつつ伸ばしていき、ネガティブでの刺激をしっかり与えるようにしよう。

2. タンパク質は小分けに摂取せよ!
数多くの実験で、栄養摂取(特にタンパク質)の回数は多いほうが筋タンパクの合成を刺激することがわかっている。
ドカ食いして食事の回数が少ない場合、必然的に空腹の時間が多くなる。空腹時には糖新生という作用が起こり、筋肉が分解されてエネルギーを取り出そうとしてしまうため、できるだけ空腹の時間帯はつくらないほうが筋発達のためには有利なのだ。
特にバルクアップしたい場合、可能ならば睡眠中にも一度起きだして、冷蔵庫に作り置きしたプロテインを飲むくらいの心構えが欲しい。

3. ビタミンのサプリメントを摂取せよ!
私たちの生命活動は「代謝」によって行われている。そして代謝は「酵素」によって担われている。ホルモンやエネルギー、細胞などの分解と合成は酵素なしではなりたたない。
そして酵素はタンパク質が主成分であるが、酵素は「補酵素」と結合しないと、その作用を発揮できない。
ビタミンは「補酵素」として働くのだが、タンパク質である主酵素と結合するときには、「偶然」その二つがぶつかり、結合する必要がある。つまり補酵素の数が多ければ多いほど、結合の確率は高くなる。
ビタミンを十分に摂取することで、主酵素と補酵素が結合する確率が高くなり、代謝はそれだけスムーズに行われるわけである。

4. 睡眠時間を確保せよ!
成長ホルモンが夜間に多く分泌されることは周知の通りである。逆に日中はテストステロンやコルチゾル、アドレナリンなどの活動ホルモンが多く分泌される。夜間は身体を休め、日中に疲弊させた肉体を回復させるのが自然の理というもの。
また睡眠中に合成される神経伝達物質などもあるため、睡眠時間が短いと様々な問題が起こってくる。
なお横になっている状態では、立っている状態に比べて内臓に流れる血液の量が2~3倍になるという。眠れなくても、横になっているだけで身体の回復には有利となるのだ。

5. 目移りするな!
少し変わったエクササイズをやっている人を見たり、珍しいサプリメントを飲んでいるという話を聞いたりしただけで、試してみたくなる気持ちは良くわかる。しかし、今やっていることを簡単に止めてまで、新しいことを試すのは考え物だ。
今やっていることを少なくとも数か月は続け、その効果を見極めるようにしなければいけない。何事も、効果が出てくるまでにはそれなりの時間が必要だし、真偽を確かめるのにも、やはり時間が必要なのだ。
気になったからといって、すぐにやり方を変えてしまったのでは、本当に効果のある方法を見逃してしまう可能性がある。あせらずじっくりと、今やっていることの真贋を見極めていくようにしよう。


山本義徳

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