Precsion EAAの勧め 前編

Precsion EAAの勧め 前編

ひと昔前は「プロテインとBCAA、クレアチン」がトレーニーの三種の神器だった。しかしこれからはBCAAに代わってEAAが神器の仲間入りをすることになるだろう。では、なぜBCAAよりもEAAなのだろうか。

■筋発達のゴールデンタイム
筋肉が増えるというのは、言い換えると「筋タンパクが合成される」ということだ。さらに詳しく言うと、筋タンパクの合成が分解を上回っているということである。
トレーニングをはじめ、筋肉に刺激が与えられると即座に(数十分もしないうちに)筋タンパクの合成がはじまる。このときに十分な筋タンパクの材料があれば、実際に筋肉が合成されて増えていくというわけだ。

つまりトレーニングをはじめた時点で、すでに血漿アミノ酸レベルを高めておく必要がある。そのためにはトレーニング前にホエイプロテインを飲んでおくと良いだろう。
ただし、それだけではベストと言えない。

■BCAAとEAA
ホエイプロテインは血漿アミノ酸レベルを高めることができる。これは肉や魚などを食べるよりも効率的だ。
しかし、EAAやBCAAなどのアミノ酸はホエイプロテインよりもさらに消化吸収が早い。そのため一気に血漿アミノ酸レベルを高めることができる。
この「急峻なアミノ酸レベルの高まり」こそが、筋タンパク合成を強力にしてくれるのである。では、BCAAとEAAとは、どう違うのだろうか。

・シグナルとなるBCAA
BCAAは筋タンパク合成の「シグナル」を与える作用を持っている。トレーニングの刺激だけでも筋タンパクは合成されるが、BCAAがあるとそのシグナルが強くなるのである。
またBCAAはエネルギーにもなる。TCAサイクルに入り、ATPを合成する材料になるのだ。

・BCAAのデメリットは
シグナルとなるBCAAだが、筋タンパクを合成するためには他のアミノ酸も必要になる。シグナルが強くなっても、材料となる他のアミノ酸がなければ筋肉は増やせない。どんなに腕の良い大工がいても、木材がなければ家は建てられないのだ。

またBCAAは瞬間的に筋タンパク合成を高めるため、他のアミノ酸を一気に使い切ってしまい、血漿アミノ酸レベルが低くなってしまう。するとタンパク合成シグナルも止まってしまうのだ。

■EAAのメリットは
しかし、EAAにはBCAAのような弱点がない。EAA(必須アミノ酸)は9種類のアミノ酸であり、この中にBCAAも含まれる。
必須アミノ酸・・この9種類のアミノ酸があれば、他のアミノ酸も体内で合成することができる。つまりEAAならば、「材料」となることができるのである。

さらにEAAはBCAAを含むため、シグナルともなることができるのだ。ただしEAAのサプリメントといってもさまざまな種類がある。後編となる次号ではEAAサプリメントの最高峰、「Precision EAA」について紹介していこう。


山本 義徳

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