バルクアップのためのTIPS Part 49

バルクアップのためのTIPS  Part 49

バルクアップのための心構えを毎月5点ずつ、紹介していきます。その内訳は次の通り。

1. トレーニング
2. 食事
3. サプリメント
4. 休養
5. その他
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1. 変わったエクササイズに目移りするな!
Youtubeなどで有名なトレーニーが動画を配信しているが、彼らは再生数を稼ぐために、ちょっと変わったエクササイズを紹介することが多い。普通にベンチプレスやスクワットをやるだけでは面白みがないからだ。またベンチプレスやスクワットだとイッパツで本当の筋力がバレてしまうため、それを明らかにしたくないという意味もあるのかもしれない。

しかし本当に効果のあるエクササイズというのは、長年の月日を経て、多くのトレーニーの経験にさらされて生き残ったものである。つまり効果が保証されているわけだ。いっぽうで変わったエクササイズは初めての刺激となることもあって、その場ではなんとなく効いた気がする。しかし数回やっているうちにすぐに刺激に慣れ、やらなくなってしまうものだ。
まずは基本的なエクササイズに集中し、フォームを固め、そのエクササイズにおける使用重量を伸ばしていこう。それが実は最短距離なのだ。

2. 暑い時期は塩辛いものを!
夏バテで食欲がなくなるのは、胃酸の分泌が悪くなるからだ。なぜ胃酸の分泌が悪くなるのかというと、汗で塩分が消費されるからである。胃酸の成分である塩酸は塩を材料にしてつくられるのだ。
塩、つまりナトリウムと塩素は身体にとって重要なミネラルであるため、不足するとほかの場所に使われてしまい、胃酸をつくるほうに回されなくなるのだ。

また熱帯地方では辛い物が好んで食べられる。これは食物の保存性を高めると同時に、胃酸の分泌を促して食欲を増進するためでもある。
暑い時期に食欲を増進するには、味噌汁を多めに飲んだり梅干しを食べたりして塩分を摂るとともに、カレーやキムチなどの辛いものを積極的に食卓にあげるようにするといいだろう。

3. エビデンスに惑わされるな!
HMBは効かない、BCAAは効かない、アレも効かないコレも効かないという人がいる。彼らは「〇〇が効くというエビデンスはない」と主張する。
しかしエビデンスとは、その本来の意味が示す「根拠・証拠」ではなく、実は「統計」に過ぎない。
しかし例えばp値が0.05以下ならば信頼できるなんていうのは人間が決めた約束事に過ぎず、現実にはもっと確率の低いことがいくらでも起こっている。エビデンスに囚われていたら、フロイトやユングの論文など一顧だにされなかったはずだ。

あるプロレスラーがこう言っていた。「身体づくりというのは、薄いセロファンを一枚ずつ身体に貼り付けていくようなものだ」。
薄いセロファンが一枚貼り付けられたところで、統計的に有意な差は出てこないだろう。サプリメントの効果も、そのようなものかもしれない。しかし試しもせずに効かないと決めつけるのではなく、まずはある程度の期間を試し、本当に効くか効かないか、自分で結論を出すようにしてみよう。

4. 完全休養日を必ず入れろ!
「超回復」という言葉は廃れてきて、いまや都市伝説となってきた。しかしこの言葉がもたらした良い面もある。
それは、「筋肉は休んでいるときに発達する」という認識である。確かに筋肉はトレーニングすることにより、その刺激を受けた直後にはもう反応してタンパク合成がはじまる。しかし同時にタンパク分解も起こり、グリコーゲンの枯渇や筋細胞膜の炎症なども起こる。特にハードなトレーニングをした場合はコルチゾル増加やテストステロン低下も起こる。

よって実際に筋肉が発達するのは、トレーニングを終えて数日後だと言ってよいだろう。つまり毎日のようにトレーニングするのは全身的な筋発達を考えた場合、不利となるのである。週に最低でも2~3日は完全休養日をつくり、筋肉が発達(タンパク合成)だけに専念できる日をつくってあげよう。

5. 軽いストレスは歓迎しろ!
筋肉はストレス応答によって発達する。もしかするとメンタルも同様かもしれない。筆者は自営業であり、運の良いことに今や仕事を好きに選べる立場となったため、普段はほとんどストレスを感じることがない。
そのせいか、たまにプライベートでなにかあったときに、昔に比べてストレスを感じるようになったように思う。実はサラリーマンも数回経験しているのだが、仕事で理不尽な思いをしていたときは、そうでもなかった気がする。
贅沢な悩みであることは重々承知しているが、ちょっとイヤなことがあっても、それを「メンタルを鍛える良い機会だ」ととらえることで、トレーニーはそれを修業の場に変えることができるはずだ。これを乗り越えたときに、前よりも強いメンタルになれる。そう思うことで気が楽になる・・んじゃないかな?


山本 義徳

Page Topへ