バルクアップのためのTIPS Part 26

バルクアップのためのTIPS  Part 26

バルクアップのための心構えを毎月5点ずつ、紹介していきます。その内訳は次の通り。

1. トレーニング
2. 食事
3. サプリメント
4. 休養
5. その他
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1. カーフにはショックを与えよ!
アーノルドが超高重量でカーフのトレーニングを行っていたことは知られている。日常で歩いたり走ったりするだけで、かなりの刺激が与えられているカーフには、少々のウェイトを負荷しただけでは生ぬるいのだ。

いくつかの報告によれば、カーフレイズの動きのときは殆ど腓腹筋が動いておらず、腱の伸縮だけでカカトの上げ下ろしが行われているとされている。つまり、普通のテンポで行ってもダメなのだ。
また別の報告によれば、ストレッチを行うだけでカーフが発達したとされている。これらのことから、カーフレイズを行うときには最大ストレッチした状態において5~6秒静止し、そこから挙げていくようにすると良いだろう。ストレッチ状態で静止することで腱のみの伸縮を妨げ、腓腹筋やヒラメ筋に刺激が入るようにするのである。


2. 鶏胸肉を喰え!
ベジタリアンは筋肉中のカルノシンが減少し、その影響で乳酸緩衝能力が低下してパフォーマンスが落ちるという報告がある。
カルノシンはイミダペプチドの一つで、ヒスチジンとβアラニンの組み合わせである。そして、鶏胸肉に大量に含まれる。

イミダペプチドには他にアンセリンやバレニンなどがあるが、乳酸緩衝能力が強く、またリラックス作用も併せ持つカルノシンは確実にパフォーマンス改善効果が期待できる。安価な鶏胸肉で十分な量を摂取できるというのも便利である。
鶏ハムなどの調理法も知られるようになり、またコンビニでもサラダチキンが手軽に入手できるようになった。身体づくりにぜひ役立てて欲しい。


3. 「ニンジン」を使ってみよう!
ニンジンと言ってもスーパーで普通に買えるものではなく、「高麗人参」や「シベリア人参」のことである。なお「マレーシア人参」はトンカット・アリのことだ。
特に古くから知られる高麗人参は、その薬効が確実なため、長きに渡って愛用されてきている。いわゆる「熱症」の場合は炎症を促進したりアレルギーを悪化させたり血圧を高めたりしてしまうが、冷え性の場合には明らかな効果(滋養強壮)が期待できる。

シベリア人参(エゾウコギ)はロシアのオリンピック選手が使っていたとも言われ、アダプトゲン(ホメオスタシスを維持し、体調を整える)として有名です。また持久力改善効果や疲労回復効果を示す文献も多く、愛用者はかなりの数。うつ病にも効果があるとされる。こちらは高麗人参と違い、熱症でも無理なく使うことができる。


4. 血流を促進させる方法は?
疲労回復において重要なのは「血流」である。疲労物質を排出したり、栄養物質を持ってきたりするためには、血流が確保されていないとどうしようもない。

血流を増進するために半身浴や血管を拡げるサプリメントなどが有効だが、ここでは他の方法を紹介しよう。
耳の穴に水が詰まったときは、トントン足踏みして水を出す。漏斗の細い出口に粉のダマが詰まったときは、やはりトントン振動を与える。そう、流れが悪いときには、振動を与えることが解決策となるのだ。
最近ではパワープレートという振動を与えるマシンや、振動するフォームローラーなどもある。これらを上手に使い、血行促進に役立ててみよう。


5. 科学の光を当てよ!
筆者がツィッターで「昔の人の身体が丈夫だった理由とは」という記事を紹介したところ、かなりの反響があった。昔の人は実際に丈夫だったわけではなく、丈夫な人が生き残っただけだというのが種明かしだ。
昔の人はすごいパワーや持久力だったという言い伝えもある。しかし1935年に吉岡隆徳が出した100mの世界タイ記録は10秒3、1921年に後藤長一が出したフルマラソン日本記録は2時間57分01秒だ。往年の大投手の記録もバッティングマシンが無い時代だったことや、実はリリーフ勝利が多くを占めていたというオチが付いている。

もちろん「経験から導き出された事実」を軽視してはならぬ。茫漠とした経験に科学の光を当て、その輪郭をハッキリさせることにより、真実に近づいていく。それが現代に生きる私たちの使命である。


山本 義徳

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