サプリメントつれづれ日記 第二十五段

サプリメントつれづれ日記 第二十五段

飛鳥川の淵瀬常ならぬ世にしあれば、時うつり、事去り、樂しび・悲しび行きかひて、花やかなりし邊も、人すまぬ野らとなり、變らぬ住家は人あらたまりぬ。桃李物いはねば、誰と共にか昔を語らん。まして見ぬ古のやんごとなかりけむ跡のみぞ、いとはかなき。
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歴史は繰り返す。と言われますがトレーニングや栄養の世界でもそれは同じことで、一昔前に流行っていたトレーニング法や食事法が一度は否定され、また再評価されるということは何度も起こっています。

特に目を引くのはローカーボ・ダイエットで、昔のボディビルダーは減量といえば炭水化物を控え、肉ばかり食べてトレーニングをやりこむというのが一般的でした。しかし1980年代後半から、減量中でもカーボを摂取するべきだという流れがはじまり、今に至るまでその流れは続いています。多くのトレーナーやボディビルチャンピオン経験者も、炭水化物をカットすることには否定的なようです。

その是非について今は触れませんが、普通の人がダイエットする場合、また健康のための食事法として、ローカーボ・ダイエットが再評価されているのは確実でしょう。中には行きすぎて、「糖質は毒である」と主張するような人も出てきてしまっていますが・・

さて「歴史は繰り返す」と言ったものの、確実に進化しているものもあって、それがサプリメントです。アトキンスの時代は「リノール酸が身体に良い」とされており、ローカーボ時に肉の摂取量が増えるため、リノール酸を主体とした植物油がコレステロールを減らすとして推奨されていました。もちろんこれは逆効果。

しかし今では脂質に対する知識が一新され、シソ油やアマニ油、エゴマ油やナッツ類、あるいはαリノレン酸のサプリメント。また青魚や魚油のサプリメントを摂ることが推奨されるようになり、ローカーボ・ダイエットの完成度は格段に高くなっています。

またケトーシスを促進するカルニチンやMCTオイル、ダイエット中の腸内環境を改善する水溶性食物繊維、インスリン感受性を高めるサプリメントなどが手軽に入手できるようになったこと。さらに美味しく食べられる低糖質の食材やスイーツが普及してきたことも、それを後押ししています。ちなみに筆者は豆腐干糸の麺がお気に入りで、これを麻婆豆腐と組み合わせるのが大好物です。

歴史が繰り返すというのは、実は試行錯誤が連続しているだけであって、紆余曲折を経ながらも真実に少しずつ向かっていると考えるほうが当たっているのかもしれませんね。



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